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挨拶

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九州大学総長 有川 節夫

九州大学総長 有川 節夫 九州大学『東アジア環境問題プロジェクト』は、本学百周年記念事業の一環として平成19年9月より発足し、平成21年4月から『東アジア環境研究機構』として新たに生まれ変わることになりました。『東アジア環境研究機構』では、私たちが東アジア諸国の一員として何をすべきか、これに対する九州大学からの提言を行い、国際産学官連携による環境問題の実践的な解決を目指しています。  現在、世界全体、とりわけ東アジア圏を中心として、深刻な環境被害に直面しています。大気汚染、河川・海洋汚濁、廃棄物問題、食品汚染など、その負の多様化は枚挙に暇がなく、研究者が個別に対応できる範疇を遥かに超えています。『東アジア環境研究機構』は、この複雑化する環境問題を、本学の構成員はもちろん、関連研究機関との連携、民間企業のご支援のもと、機構組織として一元化することで、環境問題の実践的解決に向けた国家レベルでの社会貢献を目標に活動を続けています。  これからの時代は、まさに「アジアの世紀」と呼ぶに相応しいでしょう。中国はもちろん、インドや東南アジア諸国など、新興国の経済発展が著しい反面、それに伴う環境問題の顕在化に目をつぶることはできません。したがって、世界におけるアジアの地位向上を図るためには、環境施策を中心とした資源節約型の持続可能な社会の構築が肝要であります。九州大学は、アジアを重視した知の世界的拠点大学としての役割を担い、その責務を全うしていくべきであると考えます。  このような観点から、九州大学は産学官の連携を深めると同時に、世界から優秀な学生、若手研究者を集めて、活発な人材交流と研究教育による若手人材の育成を推進します。記憶に残る国際交流は、記録に残る国際連携へ進展し、将来を担う人材育成の教育拠点としての役割を果たしたいと考えております。皆様のより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。