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活動状況

国際トレーニングコース“International Training course on the Quaternary paleo-invironment in East Asia"【砂漠化防止G】

  • ● 開催日 : 2010年1月24~30日
  • 1. Program
  • 2. Pictures
  • 3. Report
  • このセミナーの目的は、大学院生および博士課程終了間際の若手研究者を対象として、砂漠化や環境変動に関する諸分野に関する国際的な連携と相互協力の確立である。さらに今回のセミナーは、今後の総合的かつ国際的な教育研究システムの構築のためのモデルケースとしても位置付けられた。
  • 参加者は全体で38名であった。
  • 本活動の成果・特色は、次のとおりである。
  • (1) 砂漠化や環境問題をキーワードとして、海外の4大学から15名の学部生大学院生の参加が得られた。そして、国内からも3大学4名の大学院生およびポストドクトル研究員の参加が得られた。今回セミナーのターゲットを若手に絞り、九州大学の協定校から教員に参加者の推薦を依頼した。
  • (2) セミナー期間中の講義討論は英語で行われた。当初はこれについては危惧を抱いていたが、大きな問題は生じなかった。受講生同士が互いに助け合って補助しあったことも大きいと感じた。また、部分参加であったが、理学部3年生が14名参加した。英語での発表は彼らにとっては初体験であったが、多くの学生はスムーズなコミュニケーションをとることができた。
  • (3) メインシンポジウムは公開シンポジウムとして開催した。このようにセミナーと公開シンポジウムを組み合わせることによって、受講生の緊張感の持続と、セミナーの成果を広く公開する機会を得ることができた。
  • (4) 野外討論会も今回大きな比重をかけた。秋吉台、秋芳洞では、おもに二酸化炭素の固定とその循環について、石灰岩台地とそこに刻まれた洞窟と水流をみながら討論した。雲仙火山では、災害と人間の対応について、現地で多くの資料を見ながら議論を行った。
  • (5) 海外からの参加校は、すべて九州大学の協定校である(大学間レベル:慶熙大学、国立台湾大学、部局レベル:新疆大学資源環境学部、モンゴル国立大学地球科学部)。このような九州大学の国際ネットワークを最大限に利用しながら運営を行ったため、短期間で多くの成果を得ることができた。なお、このように国際的なセミナーが開催できたことは、アジア各国から交通の便の良い福岡の地理的な利点を生かしたものであると考えられる。

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