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リモートセンシング

湯元 清文 教授 ( 宙空環境研究センター )

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電磁気的地上リモートセンシングレーダ
 

概要

九州大学が世界をリードする汎世界的地磁気、電離層電場レーダー等の極域から赤道域までの地上リモートセンシング観測網に国立極地研究所、京都大学生存圏研究所や名古屋大学太陽地球環境研究所の拠点リモートセンシング観測網を連携させた統合・ネットワークを構築し、温暖化現象が顕著に現れる超高層大気の観測と研究から、地球温暖化現象の監視と予測に貢献する。

背景

九州大学、国立極地研、京都大学、名古屋大学は全国の研究者コミュニティの核として地上リモートセンシング観測装置を設置し、それぞれの機関の運営費で運用している。その結果、数十年にわたる大量の電流・プラズマ・中性風などの観測デ−タが収集されてきている。

緊急性(なぜ今必要か)

IGY+50年を契機に、これらのリモートセンシング装置によるデータベースを各機関が独自に整備し、大気-プラズマ-太陽圏の結合過程について全地球的で統合的な解析が、IPY, IHY, eGYの国際特別事業として2007-2009年に開始された。
超高層大気は宇宙からの有害成分の侵入を防ぐ「保護膜」として重要な役割を果たすとともに、地表付近の「温暖化現象」が数十倍に増幅された「寒冷化現象」として現れる領域である。

学問的効果

超高層大気の寒冷化現象を起こす力学的・電磁気学的な大気-プラズマ-太陽圏の結合過程のしくみを世界に先駆けて解明する。特に、地球温暖化に伴い超高層大気に顕在化する長期的な電磁気的活動度縮小化の減少メカニズムについて解明する。

社会的効果

超高層大気の長期変動観測と研究は地球温暖化現象の監視と予測に繋がり、安心・安全な地球環境の維持に貢献・還元できる。

 
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